明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

「感染ニッポン」で「連休」を最も安全に過ごす方法は

　新型肺炎が猛威を奮う中、令和初の天皇誕生日である23日に予定されていた一般参賀が中止となったのはご承知のことと思います。来月1日に予定されている東京マラソンも市民ランナーの参加も見送られました。

　それだけではありません。大手企業が次々と入社式を無期限延期とする決定を発表。旅行業を始め、百貨店の売り上げも昨年同月を大きく下回り、日本経済への悪影響が出始めています。

　折悪く、消費税率の引き上げによる消費マインドが想定を超えて冷え込んだところに、今回のコロナウィルスの蔓延がまさに追い打ちを掛ける形となりました。

 

 

　ウィルスの感染拡大は留まるところを知らず、いつ終息に向かうのか誰も予想できません。このまま「パンデミック」に至ると、東京オリンピックの開催そのものが危ぶまれます。最悪の場合、中止するか他国での代替開催もあり得るのです。

　バブル経済の崩壊後に経済の低迷が長引き、「失われた10年」後にもさらに10年間の低成長期が続いたため、「失われた20年」とも言われています。そうしたデフレ現象がようやく回復基調に転じて、東京五輪開催の今年はさらなる好景気に沸くであろうと予測されていました。

　しかし、新型コロナウィルスの大流行という不測の事態に直面した現在、もしも東京五輪が延期や中止に追い込まれでもしたら、それこそ日本経済はお終いです。そうならないことを祈るのみです。

 

 

”濃厚接触”

 

 

　感染拡大を阻止しようと政府は躍起になっていますが、不要不急の外出を避けて、なるべく人混みに出ないようにしようなどと呼びかけるのがせいぜいです。

　何しろ、この新型ウィルスの感染力はSARSよりもはるかに強く、感染者と”濃厚接触”することで次々と感染が拡大するのです。”濃厚接触”という言葉の響きにはどこかしら淫靡な感じがしないでもありませんが、要するに、感染者の咳やくしゃみなどで飛沫が周辺に飛び散り、それを吸い込むことで感染することだそうです。

 

 

　たとえば、感染者と長時間同席したとか会食したとか、バスやタクシーなどの狭い空間内に蔓延する中に居合わせるなどといった、”接触”のことのようです。でも会社に出社するためには、満員の通勤電車に乗らなければならないし、バスだって使わなければなりません。自宅から自家用車か自転車で通勤しない限り、どうしても”濃厚接触”は避けられません。一体、どうやって感染から身を守れと言うのでしょうか。

 

 

　月曜から金曜日までの毎日、出勤と退社して帰宅する時には常に感染の危険に身を晒されていた我々会社員が、ようやく一息つける週末がやってきました。23日の天皇探勝日の休日の振替で月曜も休日になりました。

　普段ならディズニーシーにお子さんを連れて行ったり、もうすぐ閉園するとしまえんに追憶を求めて出かけたりといろいろな楽しい休日の過ごし方があります。でも今回ばかりは、そうはいきません。何しろ菅官房長官がなるべく人混みに出ないようにと国民に呼びかけるくらいですから、そう気軽にお出かけも出来やしません。

 

 

　この三連休の間、誰しも新型コロナウィルスの脅威に晒されたくはありません。近所のスーパーに行くときでさえも、マスクで防備して、帰宅後は即、手洗いとうがいをして何とか感染しないように心掛けています。ましてや、遊園地やライブイベント、デパートやショッピングモールなどへ、感染の危険を冒してまでも出かける気にはとてもなれません。そうなると、せっかくの三連休なのに、どのように過ごそうかとご思案中の方もいらっしゃるかと思います。

 

 

　新型コロナウィルスが蔓延する中、どこに保菌者がいるのかも知れずに、外出する気持ちにはなれませんね。どこかのレストランでちょっと贅沢な食事を楽しむというのも、普段ならば大いに結構ですが、もしもあなたの隣の席の方が保菌者だったら、知らないうちに”濃厚接触”してしまうかもしれません。外食すら安全ではないのです。

 

 

　ファミレス特有のドリンクバーも今のままでは、感染源となる危険性が高いと思います。ドリンクバーでは、ご存知のように、客の誰もが勝手にカップを手に取り、コーヒーやソフトドリンクのベンダーで注ぐことができます。つまり不特定多数がコーヒーカップに触れたり、スプーンや氷をトングで挟んだりするわけです。もしも一人でもウィルスの保菌者がいて、その人がそれらに触れたものを別の人がそのカップでコーヒーを飲んでいる可能性があります。これはなかなかリスキーではないでしょうか。ファミレス店は早急に対策を講じるべきです。

 

 

自宅で過ごすのが一番安全

 

 

　もうこうなったら、この連休中は一層のこと、家から一歩も出ないで自宅で過ごすことにするしかありません。折角の三連休にどこにも出かけずに自宅の部屋の中でじっとしていると言うのは、ちょっともったいない気もしますが、事情が事情ですから仕方がありません。

 

 

　自宅で三日間を過ごしながらも、なるべく楽しく有意義に過ごしたいものです。さあ、どうしましょうか。一日中、テレビの前で過ごすのは時間を無駄遣いしているように思います。ただし、録画してあってまだ見ていないドラマなどをまとめて鑑賞するのはいいと思います。

　毎週、一時間ずつ視聴するのと一気にドラマをまとめて鑑賞するのとでは、印象が違うものです。少し古い話ですが、アメリカのテレビ局が制作したドラマ『ツイン・ピークス』が話題になったことがありました。あれも毎週、謎が謎を呼ぶ展開で最後まで予測不可能なほどの込み入ったストーリーのドラマでした。

　後に、DVD化されましたが、当時はレンタルビデオ店でまとめて全部借りてきて、一日中、いや一日では見切れないので、数日間は『ツイン・ピークス』漬けになったという知人がいました。そういう風に連ドラを一気に見るのも一興だと思います。

 

 

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　「感染ニッポン」です。自分の健康は自分で守るしかありません。どうか皆さまが安全で充実した連休を過ごされますよう、お祈りいたします。