明日を元気に生きるための「心の処方箋」

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「宣言」解除で「飲み会」解禁はいつになるのでしょうか?

 緊急事態宣言が一部の道府県で期限前に解除の方向で調整中ですが、東京都など首都圏については、果たして解除されるのか、微妙な状況のようです。

 実際、東京都では前週と比較して新規感染者数は減少してはいますが、減少の度合いが鈍化しており、前回の「宣言」が解除された時の感染者数とは比較にならないほど、依然として高い水準に留まっています。このままの感染状況では、7日の期限に宣言を解除していいものか、政府の諮問機関などの専門家の間で喧々諤々たる論議を呼んでいることも頷けます。

 

 

 

 一体、7日には残る首都圏の緊急事態宣言も解除されるのかどうか、まだ不透明ですが、東京五輪のスケジュールもあり、さらに「宣言」が延長される可能性は低いと思われます。つまり、7日以降には首都圏も一応解除の方針となりそうです。日本医師会会長や政府の分科会などからは反対意見も根強くあるようですが、そういつまでも「緊急事態宣言」を続けるわけにはいかないでしょう。

 

 

 「宣言」を解除するのも、また「東京五輪」を開催するか中止するか、これらの究極”の選択を今、政府は迫られています。いずれにせよ、前に進むも進まぬも「茨の道」であるには違いありません。

 

 

「閉塞感」

 

 

 日本は、日本人は今、「茨の道」を歩む以外ないのです。経済再生もワクチン接種も東京五輪も政治も、実にのっぴきならぬ状況に追い込まれています。こんな八方ふさがりから如何にして脱出できるのか。

 

 

 しかし「答え」はそう易々と導き出されるはずもありません。今、日本は「コロナ禍」によりすべての面で袋小路に入り込んでしまいました。この状態は経済活動のみならず精神衛生上も深刻な事態にあるといえます。一言でいえば、「閉塞感」です。

 

 

 今の閉塞感の要因は言うまでもなく「緊急事態宣言」の発出により、飲食店は営業時間の短縮を余儀なくされ、勤め人は「リモートワーク」や「時短勤務」とし、「人と人との接触」を極力減らすことを第一義とされたことです。改正特措法で時短営業に違反した飲食店には罰金が科せられます。何故か、「時短勤務」や「リモートワーク」に応じない企業に対しては罰則規定がないのは釈然としませんが…。

 

 

 「人と人との接触」を減らす取り組みは一体、いつまで続ければ良いのでしょうか。今後ずっと「3密」を避けるなどして「新しい生活様式」に従わなくてはいけないのでしょうか。

 そんな「新生活様式」にはもううんざりです。花見も自粛、謝恩会、卒業パーティ、新人歓迎会、カラオケ大会にボーリング大会、お疲れ様会食までもが”禁止“事項に当たるのですから。

 

 

 今、一等知りたいことは、いつになったら「飲み会」は解禁されるのかという点です。専門家の方々は一時に何でも「解除」してしまうと、また数か月後に新型コロナウィルスが息を吹き返して、感染拡大の第4波が到来する危険性が高まることを危惧しています。今やすっかり「コロナ慣れ」した感のある私たち。「宣言」解除でこれまで溜まりに溜まったストレスを、一気に野放図に開放するのではないかとの懸念は確かにあります。

 

 

 「コロナ禍」のストレスは確実に私たちの裡で肥大化しています。もう臨界点が近いのかもしれません。お祭り気分で大騒ぎをしたり、カラオケで60年代ロックを歌いまくったり、大々的に飲み会を開いたり、そんな日常が私たちにはどうしても必要なのです。そうしたこれまでごく日常的なイベントだったことが出来るようになるのは、いつなのか。それが知りたいのです。閉塞感で押しつぶされてしまう前に何とかしなくてはなりません。

 

 

「飲み会」解禁はいつ?

 

 

 飲み会などの密接、密集空間ではアルコールが入るにつれて、どうしても放歌高吟しがちです。室内の空気中にはたくさんの飛沫やらマイクロ飛沫やらで汚染されてしまうといいます。でも窓を開けたり、テーブル毎にアクリル板の仕切りを設けたりして、何とか「安全」に飲食やカラオケを楽しんでもらえるように配慮している店もあるのです。

 

 

 空気中のウィルスを外に排出するために、最新の空調システムを取り入れた店もあります。無煙ロースターがなかった昔の役肉屋さんは店内に煙が充満していたものですが、今や空調設備が整った店がほとんどで、そうした店では煙がほとんど気にならないほどクリーンな室内となっています。空調機器は日々、進化しています。ウィルスを除去できる能力を有する高性能な空気清浄機も登場してきました。

 

 

 空調設備さえ整っていれば、感染リスクは相当抑制できるはずです。「新しい生活様式」としていつまでも「3密」を避けよというだけではあまりにも進歩がありません。最新鋭の高性能空調設備が次々と登場する中、従来の「新しい生活様式」の中身を更新していくべきではないでしょうか。日本の技術力を以てすれば、「COVID-19」を含むウィルスの除去は十分に可能になるはずです。

 

 

 さて、「飲み会」はいつ解禁になるのでしょうか。いや、一日も早く解禁できるように私たち自身で創意工夫していかなくてはなりません。