明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

「雨」と「コロナ」の4連休に有効な「心の処方箋」とは?

 梅雨の末期の雨は、時として、常軌を逸したような猛烈な豪雨となって各地に甚大な被害をもたらします。被害の大きかった熊本県では、「近年、まれに見る」とか「50年に一度」といった表現が用いられましたが、実際には、昨年も一昨年も九州地方を中心に今回のような豪雨で河川が氾濫し、多くの方が被災されました。ほぼ毎年、豪雨災害に見舞われると言うのは、やはり異常気象以外の何ものでもありません。

 

 

 サザンオールスターズのヒットナンバーの中には、「雨の日」を歌った曲が多いようです。『TSUNAMI」もその一つですが、豪雨を歌にした曲ではもちろんありません。

 思い出の日は、いつでも雨

 という印象的なフレーズで歌われる雨は、多分、降っているかいないかのこぬか雨でしょう。決して道路が冠水するような豪雨とは違います。

 

 

 歌詞に出てくる雨は、サザンの曲に限らず、大体が恋の切なさを象徴するような、センチメンタルな小雨でなければいけません。黒澤映画でよく見かける、滝のように降りしきる雨では、とても鼻歌気分にはなれません。

 

 

「雨」と「コロナ」

 

 

 雨と恋の歌の組み合わせならば、ロマンティックな気持ちになれますが、雨とコロナでは、悪化する国内経済や雇用情勢、ワクチン開発の遅延、等々…、どれも深刻さを増すばかりで、気持ちもどんよりと落ち込んでしまいます。4連休は勤め人にとって、滅多にない長期休暇ですから、本来ならば心躍るもの。連休中に、国内外の旅行を楽しんだり、友人・知人との楽しい集いに胸膨らませていたはずです。「コロナ」以降、私たちの日常は大きく変わりました。海外渡航は叶わず、国内でも常に感染予防のための行動は欠かせません。旅行もままなりません。

 

 

 そうした状況で始まった「Go Toキャンペーン」。新型コロナの感染第二波が襲来する中での「経済再生」キャンペーン第一号は、どうやらものの見事に期待外れに終わりそうです。このところ、菅官房長官との間で”乱闘”を繰り広げる小池都知事ですが、その報復とはまでは言い切れないものの、同キャンペーンに東京都だけが対象から除外されたことで、ますます「経済再生」への道筋に不透明感が増したのは確かです。国内消費を拡大させるには、何をおいても日本経済の中心地たる東京から手を付けないわけにはいきません。東京を対象外とするキャンペーンなどどれほどの効果があるものか、高が知れてます。

 

 

 「コロナ禍」に見舞われなければ、今頃は待ちに待った「東京オリンピックパラリンピック」が開催されるはずでした。夢に終わった”幻”の開会式の日、過去の五輪大会の名場面を特集するテレビ番組がOAされました。往年のメダル獲得の秘話など、それなりに楽しめましたが、やはり気になるのは、1年後に果たして東京大会が無事に開催できるか否かです。たとえ「縮小開催」になっても、何とか実現するよう願わずにはいられません。

 

 

 日本中、あるいは世界中、どこもかしこも”真っ暗闇”です。逃げ場のない、袋小路的な今の状況から脱する方法はないものでしょうか。このままでは、うつの症状に苦しまれている方々はもちろんのこと、日本人全員が「うつ」になってしまいそうです。

 

 

「心の処方箋」を

 

オンライン書店e-hon

 

 今の閉塞状況から脱したい。雨とコロナの4連休を無事に乗り切りたい。さて、どうすればよいのか。その答えのヒントになりそうなのが、自分自身の「心の処方箋」を手に入れることです。「心の処方箋」とは、もちろん専門医の診断に基づく薬物治療などではありません。実は、あなたの気持ち次第で、「世界」を変えることも出来るのです。

 

 

 まず「雨」。黒澤映画の雨ではなく、こぬか雨について考えてみましょう。サザンの曲を思い出して口ずざむのもいい。若かりし頃の甘酸っぱい恋の思い出が頭に浮かびませんか?雨にちなんだ名曲の数々をもう一度、聴いてみてください。懐かしい歌謡曲でも、洋楽のヒットチューンでも何でもいいのです。それらの懐かしい歌を聴いているうちに、きっとあなたの心に甘い思い出が蘇ってくることでしょう。その優しい思い出は、必ずあなたの傷んだ心を癒してくれるはずです。

 

 

 「コロナ禍」。もうコロナのことを頭の中から追い出してしまいましょう。もちろん、感染の恐れのない、安全な場所で。自宅の、あなたの書斎ならば完璧です。そこで「一人遊び」してみては如何でしょうか。たとえば。書棚から読みかけのまま忘れ去られた本を取り出して、あらためてページを繰ってみるのです。その本の内容をまったく思い出せなければ、新刊本を購入した時のような新鮮な気持ちで読み始められます。読みかけの本が、年月を経て、成長成熟したあなたの頭にすんなりと入っていくかもしれません。さて、どの本にしましょうか?何だかわくわくしてきました。

 

 

 連休に「外出自粛」した方の中には、一年前から旅行の計画を立てていた方もいらっしゃるかもしれません。それが実現できなくなったことで、がっくりと気落ちしておられることでしょう。でも、この雨続きの天候と「コロナ禍」の中、感染しやしないかとびくびくしながらでは、どこへ行こうとも楽しめるはずもありません。思い切って旅行を中止したことは、実に賢明な判断だったのではないでしょうか。旅行中止を決断するには、勇気が要ります。きっといつの日か、その時のことを誇りに思うはずです。

 

 

 皆様の「心の処方箋」が見つかりますように、切に願ってやみません。そしてもちろん、新型ウィルスの特効薬が一日も早く開発されることを。