明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

穏やかな正月に感謝しましょう!

 昨年一年間は、本当に災害の多い、”荒れた”年だったように思います。天皇陛下一般参賀に集まられた方々を前にして、災害の少ない年でありますように、とのお言葉を述べられたのも、そうした思いからに違いありません。

 

 

 あらためまして、謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆さまのご多幸を心よりお祈りいたします。

 

 

何となくよい事あるごとし

 

 

 ポカポカ陽気の大晦日に続き、都心では朝から快晴となりました。ただ気温は大晦日の夕方以降、急降下して、寒いお正月を迎えました。天気予報によると、三が日は概ね晴れの日が続く模様です。むろん、日本列島では沖縄から北は北海道まで、すべての地域で快晴の天気というわけにはいきません。雪の多い地方にお住いの方々には、どうぞくれぐれも防寒、防雪の対策を万全になさいますようお願いいたします。三が日に事故などを起こしては、大変です。どうぞお大事にお過ごしください。

 

 

 元旦の朝、晴れ渡った空を見上げて、石川啄木の有名な歌を思い浮かべました。

 何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風無し

 まさしくそんな気持ちになるような気持の良い朝でした。やはり元日には晴天日であってほしいものです。風もなく良い天気に恵まれた元旦には、訳もなくただ何となく今年は良いことがありそうだなという気持ちになりますね。そんな心情を率直に詠んだ詩です。そして、本当にその”予感”が当たればいいと願わずにはいられません。

 

 

 大晦日の夕刻に早々と神社への”フライング”初詣を済ませたお陰で、元旦には、さっそく書初めなどを行い…、ではなく、昼頃からお節をつまみに”お屠蘇”(この時期に飲むお酒はすべてお屠蘇と個人的に呼んでいます)をちびちび、そのうちぐびぐびやったために、私自身も”フライング”酔いしてしまい、ブログを更新することが出来ませんでした。

 

 

 一年の計は元旦にあり、という諺にならうならば、もっと節度をもってお屠蘇を楽しむべきでした。と、さっそく今年最初の反省材料が出来てしまいました。賢明なる皆さまには、まさかそんなだらしがない元旦をお過ごしのはずはないと信じておりますが、如何でしょうか。

 

 

 正月の三が日には、何をするのが最も正しい行いなのでしょうか。まずそこから考えねばなりません。紅白歌合戦か日テレの『ガキ使』、あるいは格闘技を見て、それから年明け早々の夜中から初詣にお出かけになるのがいいのか。それとも、テレビもそこそこに早寝して、早朝から日課のジョギングをされて健康維持に努めるのか。年末から日本を脱出して、ハワイかどこか異国の旅先で、新年のカウントダウンパーティで盛り上がるのか。人それぞれ、お正月の過ごし方も多種多様です。どれが正しいのかなど、一概には言えません。お好きなやり方で過ごされるのが一番です。

 

 

 それにしても、正月にハワイ旅行なんて夢のようですね。最近では、ジャパネットなどでも盛んに宣伝していますが、クルーズ船の旅なども楽しそうです。そんな夢を見るだけでも(実現できればなお素晴らしい)、十分に楽しいではありませんか。

 

 

最高の初夢を

 

 

 夢と言えば、初夢です。初夢とは、元旦から二日の夜に見る夢、あるいは二日の晩から三日にかけて見る夢のことをいいます。皆さんは昨夜、どのような初夢を見られましたか。実は一晩のうちに何度も夢を見るのだそうですが、覚えているのは目覚める直前に見た夢のみです。ということは、良い夢も嫌な夢も何度も見ているのに、最後のひとつしか覚えていないとしたら、何とももったいないとは思いませんか。。

 

 

 たとえば宝くじで大当たりして10億円を手にした夢とか、〇〇が△△した夢とか、とにかくご自分にとって最高の夢体験を初夢とすることが出来れば、誰もが超ラッキーな初夢を見られることになります。しかも初夢は今年一年を占うという意味もあるのですから、なおさら最後の夢のみが初夢なんて、不公平ですよね。

 

 

 でも、たとえ目覚める直前の夢だけでも、まだ最高の初夢を見るチャンスは残されています。一応、前述のように初夢の期間は三が日以内とされているものの、広義に解釈すれば、鏡開きまでに見た夢ならば初夢と言えるでしょう。これならまだまだグッドな初夢が見られるチャンスはぐっと広がります。夢なんて見ないなんて最初から諦めずに、七日まで頑張りましょう。

 

 

 とまれ、初夢がいかなるものであろうとも、皆さまにとって今年は良き年となりますようにお祈りいたします。フライングまでして初詣に出かけましたのは、皆さまのご多幸を、さらに日本の益々の繁栄と世界平和をも祈願するためでもありました。元日にごった返す神社の祭壇に向けて賽銭を投げ入れるような慌ただしい中でお祈りするよりも、早めに参拝した方がじっくりと願い事ができるような気がします。むろん、初詣ですから、年が明けてからにするのが普通です。皆さんは、初詣はもうお済みですか。まだでしたら、どうぞ今からお出かけになられたら如何でしょうか。