明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

「コロナ禍」で迎えた正月に「大吉」おみくじを引き当てました!

 今日という日は昨日の続きで、明日は今日の続きに過ぎないのかもしれません。が、2020年の大晦日から21年元旦を無事迎えることが出来た今、たとえ「コロナ禍」に明け暮れた昨年から、感染状況は一向に改善していなくとも、今年こそは「covid-19」を何としても封じ込めたい、もう「コロナ禍」を終わりにしたいと誰もが願わずにはいられません。

 

 

 急拡大する全国の感染状況についに政府は重い腰を上げ、昨年の28日から「Go Toトラベル」の一斉停止に踏み切りましたが、時すでに遅し、大晦日にはついに1日の全国の新規感染者数が4520人と過去最多を記録してしまいました。

 年明け後も連日、感染者数が最多となる状況に、東京都の小池百合子都知事の呼びかけで神奈川県、埼玉県、千葉県の一都三県の各知事が2日、西村康稔経済財政・再生相に対して、首都圏に緊急事態宣言を発出するよう要請しました。

 

 

 3時間に及ぶ西村大臣との会談の結果、緊急事態宣言を直ちに発出する方向で意見の一致をみることはなく、医療機関の逼迫等の喫緊の課題について危機感を共有したに過ぎませんでした。同日に菅首相はついに会談には応じないままだったことからも、現段階では宣言を直ちに発出することは考えていないことが窺えます。

 

 

 しかし日々、急増するコロナの陽性患者数にすでに医療機関は逼迫しつつあるどころか、もはや医療崩壊がいつ起きても不思議はないほどの危機的状況にあるのは事実です。実際、2日時点で東京都のコロナ患者用の病床数は8割を超えました。「勝負の3週間」が過ぎた時点で、もはや医療機関はほぼ限界を迎えていました。政府はコロナとの「勝負」に大敗を喫したわけですから、素直に”白旗”を上げるべきです。

 

 

「分散」参拝

 

 

 新規感染者数がこれまでの最多となった大晦日から一夜明けた元旦。感染防止のために郷里への帰省を諦めたご家族が多かったせいもあってか、除夜の鐘とともに初詣に出かける方は少なく、主だった公共交通機関が終夜運行を取りやめたことで、例年ならば参拝客でごった返す有名神社でさえも今年は人出が激減した模様です。

 

 

 ステイホームとはいいながらも、日本の伝統的な風習である正月行事の一つ、初詣くらいは一日も早い「コロナ」の収束を祈願する意味でも何とか実現したいと思うものです。むろん、例年のような身動きもままならぬほどの大勢の参拝者が集結するような事態は避けなければならないのはいうまでもありません。そこで「分散参拝」という新しい方法が奨励されたのです。コロナの専門家の中には、神社仏閣には正月以外の日にいつでも参拝できるのだから、密集の起こりそうな三が日を避けて初詣に行けばよいのではないか、という”珍説”を提唱する方もありました。

 

 

 とはいえ、3密を避けるのは当然としても、初詣は神事の一つですから、定められた日に神社に参拝するのが決まりのはずです。神事の意義を無視してでも「新しい生活様式」を優先させるべきなのでしょうか。

 

 

 筆者は悩んだ末にやはり初詣は三が日に行うべきとの結論に至りました。ただし、明治神宮や川崎大師などの”人気スポット”ではなく、地元の氏神様への参拝に切り替えたのです。もっとも明治神宮にほど近いところにお住いの方々にとっては、氏神様は明治神宮でしょうから、それを避けるわけにはなかなかいかないかもしれませんね。

 

 

 東京近郊に住居のある筆者の氏神様には、三が日とはいえどもさほどの人出はありません。それでも「covid-19」を甘くみてはなりませんから、十分に感染防止には気を使いました。そして三が日最後の午後の時間帯ならば、恐らく一日二日よりは参拝者の数はさらに少ないであろうとの予測のもと、「コロナ厳戒態勢」下、ようやく初詣を済ませたのです。

 

 

 3密にならないように、ソーシャルディスタンスをとりつつ境内の手水舎に向かうと、あるものがないことに気づきました。参拝前に手と口を清めるための柄杓が取り払われていたのです。なるほど、スーパーの入り口にアルコール消毒のボトルが常備されているのと同様に、神社でも人の手が触れる柄杓が感染源とならないように配慮したのでしょう。さすがに、消毒用アルコール入りのボトルは見当たりませんでしたが。

 

 

今年一番の「願い事」

 

 

 拝殿前にはソーシャルディスタンスを取るために境内のそこここに養生テープで立ち位置を示す印がありました。賽銭箱にお金を投げ入れて、二礼二拍手一礼。今年の願い事は第一に「コロナが早く収束しますように」。次いで家内安全をお祈りしました。間違っても、欲張って「宝くじで一等賞が当たりますように」などと余計な願い事をしてはいけません。(当たり前です)

 

 

 さて一通りのお参りが済んだ後に、社務所破魔矢を求めて、ついでに今年一年の運勢を占うために御神籤を引いてみました。昨年はおそらく地球上の誰にとっても決して良い年ではなかったはず。今年こそは「コロナが収束するように」と願わずにはいられません。

 

 

 御神籤の結果をお話しなければなりませんね。引き当てました御神籤は「大吉」!でした。やったぁ!これで今年は幸運に恵まれるぞ、と早まることなかれ。お札に書かれている文面をよく読んだところ、最後にこうありました。

 

「・・・しかし安心して油断すると折角の幸が禍となります、用心なさい」

 

 と、はやる気持ちをきっちりと戒めていただきました。