明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

ラグビー日本を大声で応援して「うつ気分」を払拭しましょう!

 ラグビー日本の快進撃に大いに勇気をもらいました。生で試合を観戦した方はもちろんのこと、パブリックビューイングで観戦された方、あるいはテレビでご覧になった方。観戦スタイルは様々でも、日本代表の素晴らしいプレイに思わず大きな声で声援を送ったり、拍手したり、最後には涙ぐんだりと大いに心を揺さぶられた方も多かったことでしょう。

 

 

 うつの方にとっては周囲が熱狂する姿を見て、逆に委縮するものです。素直に皆と一緒に大騒ぎする気持ちになれないのが、辛いものです。でも少し考え方を変えてみましょう。周りの熱狂に飲み込まれずに、自分だけで日本代表をひそかに応援すればよいのです。大声を上げて拍手したりしなくても、あなたは立派に応援団の一員になれたのです。そう思うことにしたらどうでしょうか。

 

 

日本人のメンタリティ

 

 

 初戦のロシア戦からいきなり気持ちが浮き立つことはなかなか難しいかもしれません。でも第二戦で世界ランキング4位のアイルランドに日本が歴史的な勝利を収めた頃から、凍えて固くなっていたあなたの心は徐々に解凍して、まだ全体が柔らかくはないものの、表面に少しずつ変化が表れてきたのではないでしょうか。

 

 

 そして第三戦目のサモアとの対戦。フィジカル面で圧倒的な優位に立つサモアチームを相手に日本選手は正攻法で戦い抜きました。スクラムでも相手に押し負けることはなく、堂々たる戦いぶりでしたね。いやあ、すごい。こんなに日本が強いチームだとは誰が予想していたでしょうか。

 

 

 日本チームのヘッドコーチ、ジェイミー・ジョセフ氏は日本の俳句に因んで、自作の詩を選手たちに読み聞かせたそうです。その内容は、まさしく私たちが考えていたことでした。即ち、誰も日本チームの勝利を予想もしなかったけれど、私たちは知っている。自分たちがそのためにどれだけのことを犠牲にして、頑張ってきたのかということを。という内容の詩。あの詩を選手たちはきっと強く心に刻んだことでしょう。

 

 

 日本人独特のメンタリティの一つに精神論がありますが、今回の日本のヘッドコーチはその精神論を正論として受け止め、実行したわけです。どんなに逆境にあろうとも心を強く持てば必ず道は拓けるという精神論で選手たちを鼓舞したのです。むろんそれだけではなく、技術面もしっかりと磨いていったことは言うまでもありませんが。

 

 

 日本代表の中には外国人選手も多数います。ジョセフヘッドコーチもニュージーランド出身ですね。サモア出身の選手もいます。出身国は違っても日本代表として日本人的なメンタリティを有するようになったのは、やはりジョセフ氏の影響が大きいと思います。

 

 

 そういうことを考えれば、誰だって彼らの健闘ぶりを応援しないわけにはいきませんね。うつの方も日本代表の試合が気になったに違いありません。パブリックビューイングの会場でビールを飲みながら応援しようというのではないのです。静かにあなたなりの方法で応援しようではありませんか。テレビの前にひとり静かに応援しているうちに、アイルランド戦あたりからきっとあなたは、凍えて縮こまってしまったうつ状態の心が徐々に解凍し始めたのに気が付いたはずです。

 

 

力強く君が代を歌う

 

 

 試合が始まる前にはそれぞれの国家が流れますが、日本代表選手たちは出身国は違っても、君が代を歌います。国技たる大相撲のテレビ中継で、君が代を斉唱する様子が映し出されますが、あれを見て君が代は相撲の歌だと勘違いする子供もいるそうです。確かに君が代をちゃんと歌うスポーツ選手はあまり多くありません。君が代に関する論争はさておいて、君が代をちゃんと声に出して歌うという行為は、これから始まる競技を前に緊張しがちな気持ちを静める効果があるのです。

 

 

 第三戦目を制して日本チームはこれから決勝へと突き進むことになりますが、もう優勝することしか考えられません。絶対に優勝してほしい。うつの方ももうあなたの心はすっかり解凍されつつあります。ラグビー日本の大健闘ぶりが、あなたの凍えた心を解凍てくれたのです。さあ、これからはあなたが彼らを応援する番です。

 

 

 日本代表から勇気と力を受け取ったあなたは、次からはしっかり彼らがさらに勝ち進んで優勝するまで応援しようではありませんか。

 

 

大声で応援してうつを払拭しよう!

 

 

 テレビ観戦でもいいのです。是非とも次の試合からは大声で応援しましょう。試合前に君が代を歌って緊張をほぐすのと同様に、あなたも大きな声を出して君が代を歌いましょう。そしてテレビに向かって大歓声を上げましょう。大声で応援して、うつ気分を払拭してしまいましょう。