明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

「水曜どうでしょう」と「フライドチキン」で楽しいⅩマスを過ごしましょう!

 12月になった途端に街中がもうクリスマス一色に染まったかのようです。デパートやショップではエンドレスでクリスマスソングを流していますし、スーパーのレジ係の方々もサンタクロースの赤い帽子を被ります。そこまでしなくても、12月の第4週にはちゃんとクリスマスがあるのですから、焦らせないでと思わず愚痴りたくもなります。

 

 

街の喧騒から離れましょう

 

 

 とくにうつの方々には、クリスマスの時期は苦手です。皆が、町中が、世界中が浮かれる、あの独特の雰囲気が好きになれないという方も少なからずいらっしゃいます。人々が陽気な気持ちになればなるほど、自分ひとりだけが取り残されてしまうような気持ちになるからです。そんな時には、街の喧騒から離れて自宅で静かに自分流に好きなことをして過ごせばいいのです。自宅でだってクリスマスは十分に楽しめますよ。今日なそんな方々へ私なりにご助言さしあげようと思います。

 

 

 そもそもキリスト教のイベントであるはずのクリスマスがなぜ日本では恋人たちの時間になってしまったのでしょう。西洋諸国では、この時期には日本のお正月休みのようなクリスマス休暇があります。クリスマスの時期には、親元を離れて暮らす子供たちが実家に戻り、家族団欒を楽しむものです。七面鳥を丸ごと一羽ローストするターキーディナーを久しぶりに集まった家族全員で楽しみます。

 

 

 ターキーディナーは日本ではあまり見かけません。食材が入手しにくいこともあって、いつしかフライドチキンで代用されるようになりました。今では、クリスマスにはフライドチキンのディナーを楽しむご家庭も多いようです。でも本場では、チキンではなく、ローストターキーをいただきます。鳥の唐揚げではありませんよ。

 

 

 とはいえ、ターキーディナーは馴染みが薄いので、やはり日本流に入手しやすいローストチキンでも構いません。この時期になると、スーパーの精肉コーナーにも丸ごと一羽のチキンが並びます。ターキーよりもチキンの方が小ぶりだし、調理はしやすいでしょう。それでも丸ごと一羽のチキンを買ってきて、オーブンでローストするのはちょっと面倒ですね。それならば、フライドチキンなら手頃ではないかと、ケンタッキーフライドチキン(KFC)がクリスマス向けにパーティバーレルなるセットを売り出したところ、瞬く間に人気となったのです。

 

 

魅惑の「チキンバーレル」

 

 

 ピーター・セラーズ主演の『パーティ』という映画に、大型冷蔵庫からケンタッキーフライドチキンのバーレルを招待客が勝手に持ち出す場面があります。ちょっと小腹が空いた客が厨房に入り込んで、チキンバーレルを取り出して、フライドチキンをむしゃむしゃとかぶりつくのです。1968年の映画ですから、ちょうどKFCが日本に初上陸を果たした年です。その後、各地に店舗数を伸ばしていき、フライドチキンといえばケンタッキーというほどの存在になりました。あの映画でバーレル即ち樽状の入れ物にフライドチキンがごっそりと詰まっているのを見て、いつか自分もあのバーレルでフライドチキンを食べてみたいと思ったものです。

 

 

 バーレルいっぱいのフライドチキンを鷲掴みにして食べたいという願望が叶ったのは、ずっと後になってからでした。KFCのフライドチキンはご存知のようになかなかお高いので、なかなか買えません。せいぜい家族で何ピースかの箱入りのものを分け合って食べるくらいです。

 

 

 でもクリスマスです。クリスマスを自宅で好きなように過ごそうと思い立った時に、まず頭に浮かんだのはあの映画のワンシーンに出てくるバーレルです。クリスマスバーレルというのは正確な名称ではありませんが、とにかくこの時期だけに販売されるのが、パーティバーレルです。あのバーレル(樽)の中身は、オリジナルチキン8ピース、特性エビグラタンとデザートのトリプルベリーのティラミスです。お値段は4100円。う~む、なかなかのお値段ですね。普段ならなかなか手が出ないでしょう。でも特別な日にはこれくらい奮発してもいいじゃありませんか。そうそう、ひとつ忘れていました。その年度の数字が描かれた絵皿です。オリジナルチキンやグラタン,デザートは食べたらなくなりますが、絵皿は記念になります。実は、私は毎年、クリスマスバーレルを予約して買うことにしています。絵皿も6枚ほど集まりました。

 

 

大泉洋からのプレゼント

 

 

 さて、クリスマスバーレルを楽しんだら、テレビでも見るのもいいでしょう。ところで、今年のクリスマス当日には、HTVの超名物番組『水曜どうでしょう」の新作が放映されることをご存知でしょうか。前作から6年が過ぎ、満を持して25日の深夜24時35分から放送されます。深夜枠の放送ですから、お子さんはちょっと厳しいかもしれませんが、大人のどうでしょう藩士たちは見ないわけにはいきますまい。大泉洋の「ぼやき芸」も立派なクリスマスプレゼントなのです。

 

 

 今年行われた「どうでしょう祭り」イベントで一足早く、パブリックビューイングでご覧になった”コアなファン”もいらっしゃるでしょうが、やはり本放送で観た方が断然楽しいと思います。北海道外の「水どう」ファンにも楽しんでもらえるよう、初回の放送開始の約5分後からHTB北海道onデマンドスがタートします。早く観たいですね。

 

 

 というわけで、今年のクリスマスは『水曜どうでしょう』の新作とケンタッキーのクリスマスバーレルで大いに盛り上がりましょう。わざわざ混雑する街中を出歩くことはありませんよ。自宅でも十分にクリスマスを楽しめるのですから。皆さんも、自分流の自宅で楽しむクリスマスを計画しましょう。一体、誰ですか。イブは恋人と過ごす日だなんて勝手に決めたのは。