明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

イブは「ご近所イルミネーション」と「鍋料理」で癒されましょう!

 いよいよクリスマスイブです。心からクリスマスを楽しみにしていたのは、やはり子供時代です。サンタさんは今年も来てくれるかな。今年のプレゼントな何だろう。などと純粋無垢な子供は真剣な面持ちです。誰にもそういう時期がありました。ただ大人になるといろいろ事情が変わってきます。とくにうつの方にとっては、街中がイルミネーションに溢れて、道行く人々が楽しそうにしているのをみると、却って気分が落ち込むものです。繁華街のイルミネーションにひとり背を向け、さっさと自宅に戻りましょう。とはいえ、せっかくのクリスマスイブです。ご自分なりに「癒し」を探してみては如何ですか。

 

 

「ご近所イルミネーション」ツアー

 

 

 美男美女の男女が仲睦まじく腕などを組んで、まばゆいばかりのイルミネーションに目を奪われているのは、大いに結構ではありませんか。若い男女が二人きりでイブを過ごす親密かつ濃密な時間を羨ましがることなどありません。それはそれです。日本は人口減の傾向にあるのですから、この際、一組でもカップルがゴールインしてさっさとお子さんを作ってくれることに期待しましょう。

 

 

 イブにとくに予定を入れないようにしましょう。いくら年末で仕事が立て込んでいるといっても、そもそも12月23日はこれまで31年間にわたり天皇誕生日の祝日だったのです。今年はただの平日になりました。一日、休みが減ったわけですが、その分、仕事も捗ります。この時期に会社が休業するのは、仕事的には厳しかったのですが、今年は存分に仕事に精を出しましょう。

 

 

 クリスマスイブには残業なんてしないで、さっさと自宅へ帰りましょう。お子さんのいるご家庭では、”お父さん”サンタが素敵なプレゼントを運んでくれるのを心待ちにしています。事前にプレゼントを用意しておくことをよもやお忘れではないでしょうね。いくら仕事が立て込んでいようとそれだけは絶対に忘れないようにしましょう。

 

 

 さて、当日はどう過ごしましょうか。お勧めしたいのは、ご近所のクリスマスイルミネーション見学ツアーです。ツアーといっても、別にグループでぞろぞろ歩き回る必要はありません。お一人でこっそりご近所さんの素敵なイルミネーションを鑑賞するのもなかなか乙なものです。

 

 

 マンションやアパートにお住まいの方は、ちょっと遠回りをして一戸建てのお宅が立ち並ぶ、住宅街を散歩してみては如何ですか。ほら、さっそく庭の植え込みやベランダに青色発光ダイオードの鮮やかなブルーの電飾が輝いているではありませんか。おや、こちらのお宅では家の壁をイルミネーションサンタが何人もよじ登っていますよ。おお、このお宅では家全体がイルミネーションで輝いている。

 

 

 そんなご近所イルミネーションをご覧になるうちに何だか、山下達郎の『RIDE ON TIME』の歌詞にある「心に火を点けて あふれる喜びに 拡がれRide On Time」というフレーズが浮かんできました。クリスマスイブにふさぎ込んでばかりいないで、こんな身近なところに「癒し」があるのです。あなたも是非、お気に入りのイルミネーションを見つけてください。

 

 

お取り寄せグルメを堪能

 

 

 さてたっぷりとご近所イルミネーションを堪能した後は、お腹がぺこぺこです。寒い外気に体はすっかり冷え切っています。こんな時には、絶対に鍋料理が食べたくなります。やれ六本木だ青山だののフレンチやイタリアンレストランはどこも予約でいっぱいです。何も混雑する中を出かけなくても、ご自宅でお取り寄せ食材でちょっと贅沢鍋を味わってみてはどうでしょう。

 

 

 冬の味覚といえば、「ふぐ、蟹、鰻」です。ただしいずれもちょっとお高いのが玉に瑕です。でもたまには贅沢もいいでしょう。これらの食材はネットで注文すると便利です。本場の食材がご家庭で手軽に味わえます。ふぐはさすがにずば抜けてお高いのでちょっと遠慮しておきます。鰻もいいけど、鍋となると鰻というわけにはいきません。本命は蟹で決まりです。ターキーディナーでなくても、蟹しゃぶなんていいじゃありませんか。

 

 

 ズワイガニの大型サイズを取り寄せて、蟹しゃぶ鍋に決めました。鍋には何といっても日本酒が合います。有難いことに今年のお歳暮に、越乃寒梅の特選をいただいたので、ズワイガニの蟹しゃぶと越乃寒梅で盛り上がろうと思います。越乃寒梅はこの日のためにとっておいたのです。心置きなく飲もうと決めました。

 

 

 さきほどズワイガニが宅急便で届きました。冷凍庫に入れて、明日のイブまでお預けです。ちょっとだけ包装をほどいて覗いてみたら、ぷっくりと肉の詰まったツメが実に美味しそうです。ああ、明日の蟹しゃぶが待ち遠しい!

 

 

 若いカップルは混雑するイタリアンだかフレンチのレストランでワインをあけて、クリスマスディナーのコースを楽しむのでしょうが、こちらもなかなかお値段が張ります。それよりもズワイガニを取り寄せて自宅で蟹しゃぶにして、越乃寒梅をやる方が好みです。もっともこの境地に至るまでには、私もお恥ずかしながら、どこかの隠れ家ビストロか何かでこじゃれたコース料理を二人で楽しんだ口です。

 

 

 イブにカップルがちょっと背伸びしてフレンチレストランでディナーを楽しむというご経験をされた方は結構多いはずです。通過儀礼なのかもしれませんね。今は、そういう時期は過ぎて、落ち着いてご自宅でご自分なりのクリスマス料理を楽しめば、それで結構ではありませんか。あなたなりのイブの楽しみ方は必ずあるはず。明日はご近所のイルミネーションを鑑賞して、ご自宅で素敵な夕食を楽しみましょう。どうぞ素敵なクリスマスイブをお過ごしになられますように。