明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

くれぐれも「ホワイトデー」をお忘れなく!

 3月14日は何の日かご存知でしょうか?もしピンとこない方がいらしたら、今からしっかり手帳かカレンダーにメモしてください。正解は、「ホワイトデー」です。言わずもがなですが、念のためにご説明します。「ヴァレンタインデー」は、女性から男性へ愛を告白できる日で、チョコレートを意中の彼にプレゼントする日です。「ホワイトデー」は、ヴァレンタインデーにチョコレートをいただいた男性が、今度は、その女性に何かプレゼントする日なのです。

 

 

 そんなの知ってますよと言われそうですが、意外に忙しい日常生活を送る中で、うっかり「ホワイトデー」のことを忘れてしまうミスを犯しやすいものです。その日のことを絶対に忘れないために、メモっておくことをお勧めします。ここまでしつこく申し上げるのは、万が一、ホワイトデーをど忘れしたことで、後々、大変なことになるかもしれないからです。

 

 

「義理チョコ」でも

 

 

 現在よりもヴァレンタインデーが盛り上がっていた頃、職場や学校などでは、女性陣が合議した上で、所謂「義理チョコ」なる送り物を男性全員に分け隔てなく、配ってくれました。好きな男性に対して女性から告白するという本来の意味からは外れますが、とにかくその日には女性は男性に何らかのチョコレートを渡すのが慣例でした。今だったら、強制的にチョコを上げなければならないのはパワハラではないかと問題になるかもしれませんね。

 

 

 それでもいまだに職場によっては必ずその日には男性陣にチョコを配る”習慣”が残っているところもあります。「義理チョコ」には違いありません。何しろ女性陣は好きでもない男性に対しても平等にチョコを配らなければならないわけですから。

 

 

 「義理チョコ」しかもらったことのない方は、あれはただのチョコレートだからと感謝の気持ちが涌かないかもしれません。こんなやり取りが交わされます。

 

 

  部長室前の廊下

  三越の包装紙にくるまれたチョコレートの入った小箱を持つ女性社員、ドアをノックする。

女性社員「失礼します。部長、ヴァレンタインのチョコレートです。どうぞ召し上がってください」

部長「ああ、そうか。そういえば今日はヴァレンタインデーだったね。わざわざありがとう。皆さんにもお礼を言っておいて下さいね」

女性社員「はい。わかりました。お伝えします。では、失礼します」

  部長、小箱を机の片隅に押しやり、再び書類に目を通し始める。

 

 

 この部長のように女性陣が忙しい業務の傍らにわざわざデパートへ行って、上司に渡すためのやや値段高めのチョコレートを購入したというのに、こんな態度ではいけませんね。多分、部長は会議やらで、「ホワイトデー」のことなど頭にないはずです。

 

 

 さて、3月14日、ホワイトデーの日がやってきました。しかし、部長からは何のお返しもありません。それどころか、そもそも部下の女性への返礼など考えもしなかったのです。それから数年後、部長は別の部署へ異動となりました。何故ならば、部下からの信頼を得られなかったからです。とくに女性社員からすっかり嫌われてしまったことが、響いたようです。

 

 

 ホワイトデーのプレゼントをし忘れたら、必ずや女性陣からの手痛いしっぺ返しを食らう羽目になります。たとえば、電話の取次ぎがスムーズにいかなくなったり、スケジュールの調整が難航したり。そんな目に見えない小さな瑕疵が”出世”に悪影響を及ぼすのです。もしも部下思いの、とくに女性社員思いの部長だったら、ホワイトデーには欠かさずちょっとこじゃれた洋菓子やらのプレゼントがあるものです。

 

 

 たかがホワイトデー、されどホワイトデーです。ヴァレンタインデーに甘いチョコをもらったからといって、ホワイトデーを甘くみたら痛い目に遭うかもしれません。大切なことは、思いやりであり、気遣いです。ホワイトデーには、ヴァレンタインデーのお返しを忘れないでいることも、思いやりの精神です。部下に対して、とくに部下の女性社員に対して、お返しのプレゼントすら渡そうという気持ちが働かないようでは、とても部下思いの上司とはいえません。

 

 

「ダメ上司」にならないように

 

 

 

 そもそも女性社員に対する気遣いが出来ない上司は、ダメ上司と言われても仕方がありません。馴染みの銀座のクラブホステスへのプレゼントならば、それなりの出費を覚悟しなければなりませんが、上司への「義理チョコ」に対する返礼です。それほど高価なものである必要はありません。神楽坂の有名洋菓子店のケーキなどを渡したら、きっとこちらが逆に恐縮するほどに部下の女性は大喜びするはずです。わざわざこんなお店を探してくれたという気持ちが嬉しいのです。つまり、気遣いですね。

 

 

 人一倍仕事熱心な上司でもホワイトデーのプレゼントひとつ失念しただけで、評価はがた落ちしてしまいます。部下からの信頼を得るためには、日頃から気配りが大切です。そのひとつが、ホワイトデーの対応だともいえます。今年のホワイトデーまでにはまだ日があります。その間に、じっくりと女性が喜びそうなちょっとおしゃれなスイーツを探されては如何でしょうか。

 

 

 女性はどこそこのスイーツなどといった、そのプレゼントをどこで購入したものなのかについて、とても敏感です。大人の街、神楽坂のおしゃれなスイーツ店でプレゼントを探されるのもお勧めです。以下は神楽坂の有名フレンチレストラン「ルコキヤージュ」の人気スイーツです。ご参考になれば幸いです。