明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

「新型肺炎」を忘れて「立ち寄らずドライブ」お勧めします!

 連日連夜、テレビを付ければ新たな感染者が何人出たとか、マスクの品薄が解消されないなど、日本中が「新型ウィルス」一色に染まっています。ここ1週間が感染拡大を食い止めるぎりぎりのタイミングです。小中高校は臨時休校となり、自宅で待機せよと言われています。元気いっぱいの子供たちに、家の中でじっとしていろと言われても、無理があります。勢い、こっそり友達と昼日中から渋谷へ繰り出したり、公園で遊んだりと”抜け駆け”するケースが目立ち始めました。

 

 

自宅待機はもう限界

 

 

 新学期が始まるまで今の状態が続くのですから、いくら何でも我慢にも限度があります。人混みをさけることは、感染の危険を遠ざけるには有効な手段です、とはいえ、お子さん一人で自宅で何週間もの間、何をして過ごせと言うのでしょう。宿題ですか?そんなものはさっさと終わらせてしまえば済むことです。夏休みよりも長い休暇を貰ったとはいえ、その間、大人しくしていろと言うのは、あまりにも酷です。

 

 

 大人も時差出勤やテレワークが推奨されますが、自宅に何週間もこもり切りでは、親子ともどもフラストレーションが溜まり、いつか爆発してしまうかもしれません。普段、お子さんが学校に行っている間、専業主婦の方はご自分の時間を過ごしていたのに、休校では仕方がありません。

 

 

 子供も表で思う存分に遊びことが出来ず、いら立っています。その結果、行きつくところは親子喧嘩です。家庭という密室に閉じ込められた親子がひとたび喧嘩を始めると、ブレーキが効かなくなり、しまいには家庭内暴力に発展するかもしれません。これは何とか対策を練らなくてはなりません。

 

 

 テレワークに切り替えたお父さんは自宅で毎日、パソコンと向き合う日々が続きます。仕事を持っている奥様も子供の世話をお父さんだけに押し付けるのには、きっと気が引けるでしょうし、第一、普段会社に出ていていないはずのご主人が毎日、朝から晩まで家にいるという事態に戸惑うばかりです。結果、夫婦喧嘩が頻繁に起きることになります。

 

 

 こうした「閉塞状態」から抜け出すには、どうすれば良いのでしょうか。「新型肺炎」のことを考えずに済む時間を作り出すのが一番効き目がありそうです。もちろん、今は新型ウィルスが猛威を奮っている最中ですから、十分に予防措置をとらなければなりません。

 

 

 人混みを避けることが最も感染リスクを抑えられる方法です。ならば、人混みに出ないで自宅という密室空間から脱出出来れば良いわけです。でも、外出すれば必ず公共交通機関を利用することになり、不特定多数の人々と”濃厚接触”を起こすリスクがあります。そうしたリスクを排除した上で、安全に外出を楽しむ手段があるのです。そうです。クルマでお出かけすることです。大勢が集まりそうな公園や屋内施設には一切、立ち寄らず、半日ドライブを楽しみというのは如何でしょう。

 

 

「立ち寄らずドライブ」

 

 

 「立ち寄らずドライブ」は、おおよその行き先を決めることから始まります。その際、いわゆる名所や観光地などは除外しましょう。普通のドライブとの違いは、名もない海岸や地元民しか出向かないような山の途中にある、見晴台を兼ねたパーキングエリアなどを巡る点です。そんな場所は見当がつなかいとおっしゃる方はナビをご覧になって下さい。

 

 

 大体の行き先や方角を定めたら、そこへ行く途中にあるパーキングエリアに立ち寄ります。目的地にこだわる必要はありませんから、途中で目についた場所にクルマを停めて、お弁当を広げるのもいいでしょう。これもポイントですが、飲食店には立ち寄らずに済むように、お弁当を持参することです。飲み物もお忘れなく。普段の週末ドライブでは走らないような見知らぬ街や道路を通るのは、なかなかエキサイティングな体験になるはずです。ちょっとした冒険旅の気分を味わえます。

 

 

 ドライブ中に車内で楽しく過ごしたいものです。各々、自分が一番好きな音楽をカーオーディオで一緒に聴くのも一興です。普段、専らイヤフォンで聴いている音楽をカーステレオで聴いてみましょう。お互いにイチ押しのミュージシャンをお披露目し合あえば、案外好みが似ていたり、全然似ていなかったりすることもわかって、家族の知られざる一面を発見できるかもしれませんよ。

 私ならさしずめ、ローリングストーンズですね。それも60年代後期の『ベガーズ・バンケット』がいい。泥臭いブルースロックはお子さんには新鮮に感じられるかもしれません。親子でストーンズファンになれたら、最高ですね。

 

 

 同じ密室空間でも自宅と車の車内では全く違います。クルマは移動中に車窓の風景を楽しめますし、家族との会話も弾みます。もしもキャンピングカーをお持ちでしたら、もうとっくにこの手のことは体験済みでしょう。社内でテーブルを囲んで食事をしたり、疲れたらちょっとひと眠りしたりと、楽しみ方は無限大です。何よりも、人混みに出なくて済むので安心です。ミニバンなどのSUVもいいですね。

 

 

 キャンピングカーでなくても、SUVでなくても、とにかくクルマで一家で出かけようではありませんか。そして「立ち寄らずドライブ」の醍醐味を大いに味わってください。ただし、間違ってもカーラジオでニュースを聞かないこと。新型肺炎のことを思い出してしまいますから。この週末は「コロナウィルス」のことを一切、忘れて大いに楽しみましょう!