明日を元気に生きるための「心の処方箋」

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菅義偉・新総理!「Withコロナ」よりも「Withoutコロナ」の生活に戻してください!

 安倍総理の突然の辞任により、「次期総裁」の行方に注目が集まっています。岸田文雄政調会長が正式に総裁選への立候補を表明しました。石破茂元幹事長も立候補する考えを明らかにしています。当初、総裁選に意欲を見せていた河野太郎防衛大臣は出馬を見送る考えを示し、また野田聖子総務大臣下村博文選対委員長、稲田幹事長代理も出馬を断念。総裁選は岸田氏、石橋氏と菅官房長官の3名で事実上争われることとなりました。

 

 

大本命は「菅義偉官房長官

 

 

 投票前の下馬評では、菅氏の圧勝との予想です。そもそも菅氏は総裁選の立候補予定者には名前が挙がっていませんでした。どうやら二階氏が菅氏を口説き落とした結果、急遽、有力候補の一人に名乗りを上げた模様です。もともと「ダークホース」的な存在感だったのが、一躍、「本命」視されるようになったのです。

 

 

 政治の世界を「一寸先は闇」と評したのは、政治評論家の菊池久氏でしたが、まさしく魑魅魍魎がうごめき出すタイミングは「今でしょ!」。今回の総裁選の行方を握っているのが、二階俊博幹事長と言われています。その二階氏が水面下で次期総裁はこの人にと、菅義偉氏に決めたとあっては、出馬の意欲を見せていた他の候補者はたちまち戦意を喪失してしまいました。政治力学とはまさしくこのことです。

 

 

 菅義偉内閣総理大臣が間もなく誕生することはほぼ間違いありません。実は、次期総裁は損な役割なのです。というのも、安倍総理が任期途中で辞任したことで、次期総理は安倍氏の任期が明ける来年9月までの「短期内閣」になるからです。歴代最長の在任期間となった安倍総理までは望まなくとも、誰もがそのような”リリーフ”的な役目よりも本格政権を目指したいのは当然でしょう。もちろん、任期満了となった後に再び総裁選で再選されれば話は別ですが、一寸先すら見通せない政治の世界にあって、先のことは誰にも予測できません。

 

 

 菅氏が短期政権を承知で引き受けたことで、党内で急速に菅氏支持が拡大していきました。そして、30日についに菅氏は二階幹事長に出馬の考えを伝えたのです。といっても、これは完全に出来レースです。元より菅氏で党内の票読みは完了したのです。何しろ、早くも最大派閥の細田派を始めとして主要な派閥が菅氏支持で固まったのですから、もう勝負はついたも同然です。

 

 

 あれよあれよという間に次期総裁は菅氏にほぼ決まったわけですが、これに異を唱えたのは、当初、ポスト安倍の最有力と目されていた岸田氏ともう一人、石破茂氏です。

 

 

 岸田氏は菅氏の次の総裁に内定したとの情報もあり、今回の総裁選に出馬はしたものの、それは正式な手続きの下で選挙が行われたということを内外に示すための”役どころ”を演じることが目的でしょう。

 憤懣やるかたないのは石破氏です。石破氏は何故か自民議員の中でポピュラーな人です。安倍内閣ではひたすら冷や飯を食わされて、次は我こそが総理大臣の椅子にいざ座らんと意気込んでいたご様子。確かに、全国の自民党員の間でも石破を推す声は根強くあり、人気だけは高い。何故、そんなに人気があるのか、ちっとも理解できないのですけれども…。

 

 

 党員投票を加えた選挙ではなく、国会議員票と都道府県連代表票で争われることに決まりましたが、”人気者”石破氏にとっては唯一の頼みの綱であった、党員投票が省かれたことで、もはや勝ち目は無くなったのです。

 

 

 安倍総理は辞任を表明した会見で、「断腸の思い」とか「このタイミングでの辞任しかなかった」などと語りました。「コロナ禍」の中、社会経済活動をいかに本格化させていくのかという、非常に難しいかじ取りが要求される最中に、総理の職を辞さなければならなかったことは、確かに断腸の思いだったことしょう。8年近い在職期間中、今が最も大事な時といえます。が、病気には誰も勝てません。安倍氏の病状を暴き立てるのは「悪趣味」とこのブログでお話しましたが、どうしても辞任以外の選択肢はないような病状なのでしょう。

 

 

 安倍総理から政権のバトンを渡されるであろう、菅義偉氏の政治的な手腕はどうでしょうか。菅氏は参謀的な役割で最大限、力を発揮するタイプの政治家との評があります。その菅氏が総理大臣という一国のリーダーの座に就くわけですから、「コロナ対策」は大丈夫だろうか、日本経済を再生させられるだろうかと不安に感じる方も多いかもしれません。官房長官というのは総理の補佐役にして「女房役」でもあり、痒いところに手が届くかのような気遣いがなくては務まりません。言い換えれば、その官房長官の座を長年勤めてきた菅氏こそが、安倍内閣の「正当な」後継者としては最適だと思われるのです。

 

 

次期総理大臣に望むこと

 

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 「新しい生活様式」に則った私たちの日常生活。「Withコロナ」、即ち新型コロナウィルスとの”共存”の日常です。感染を避けるために、外出時にはマスクの着用が求められ、公共交通機関ではおしゃべりも控えるよう要請されています。客でにぎわう居酒屋でワイワイおしゃべりをしたり、カラオケバーで熱唱したり…。そうした”かつての”楽しみはもはや過去のものとなりつつあります。それが「Withコロナ」。

 でも出来れば、「コロナ」なしの生活がいいに決まっています。「Withoutコロナ」の生活を取り戻すことこそが、私たちが本当に望む日常なのではありませんか。

 

 

 次期総理となる、菅義偉氏に期待したいのは、「Withコロナ」ではなく、「Withoutコロナ」に他なりません。来年に延期された東京五輪を何としても成功に導かなければならない。そのためには、何よりも「コロナ禍」を本当に終息させるしかありません。日本人の叡智、人類の叡智が必ずや「新型コロナウィルス」をやっつける特効薬とワクチンを開発することでしょう。「コロナと共に」などと気弱なことを言っているようではだめです。「Withoutコロナ」、即ち「コロナなしの」日常を絶対に取り戻すという強い信念で「新型ウィルス」に対抗していこうではありませんか。