明日を元気に生きるための「心の処方箋」

頑張り過ぎて疲れたあなた、心を痛めたあなたへ。言葉の癒しを実感して下さい

うつ気分を和らげてくれる「花の癒し」パワーを実感しましょう

 雨降りや季節の変わり目には、風邪をひきやすくなるものです。うつの方にとって、今の季節は特に注意が必要です。気分が落ち込む、やる気が起こらないといった状態が続くと、うつになる危険性が高いのです。

 

 

 そういう時こそ心に潤いを与えてあげたいもの。どうすればよいか。実に簡単なことです。部屋にお花を飾るだけで、いつの間にやらうつ気分は和らいでいきます。「花の癒し」の力を実感しましょう。

 

 

 うつ状態が続いて夜も眠れずに苦しんでいた時、ユリの花に救われたことがあります。どうしても眠れずに仕方がなく、ベッドから起きだして、廊下に出た時のことです。薄暗い廊下にほのかに香水のような何とも良い匂いが鼻腔をくすぐりました。ユリの香りです。玄関に花瓶があり、そこに今朝ほどユリの花を飾ったことを思い出しました。まるでユリの精霊が香りとなって家の中に充満していくような様子を想像するうちに、自然にうつ気分が和らぐのを感じたのです。

 

 

 今でもあの時の不思議な感覚は忘れられません。昼間の明るい中では、白いユリの花は力強く、その存在感をアピールしていますが、日が落ちて人々が寝静まるころになると、香りの精霊たちが自由自在に飛び回り出すのではないか。花には目に見えない不思議な力があるように思えるのです。

 

 

 以来、私の家にはユリをよく飾るようになりました。花の香には精神状態を整える作用があるようです。うつの方に特にお勧めします。

 

 

 むろん花は見た目も楽しむものです。あまり香りのしない花もあります。神様が作り給うた創造物の中でも花はもっとも美しいものの一つに違いありません。もし世の中に花が一輪たりとも咲かなかったら、それこそ人心は荒廃し、人類はとっくに滅んでいることでしょう。

 

 

 ピート・シーガー作のフォークソング『花はどこへ行った』は反戦歌として有名な曲です。ピーター・ポール&マリーが歌って大ヒットを記録しました。心に迫る美しく悲しい歌です。花は平和の象徴です。花がどこかへ行ってしまい、そして戦争が始まる。そんな世界観を描いています。花という可憐な植物が私たちの心に、そしてうつの方にも平和をもたらせてくれるのです。

 

 

 家族の祝い事に胡蝶蘭をプレゼントしていただいたことがあります。バブル経済真っ盛りの頃には、銀座の高級クラブの店先には数えきれないほどの豪華な胡蝶蘭の鉢が並んでいる光景を何度も目にしました。銀座のクラブに胡蝶蘭を送るのは、見栄っ張りな客がひいきのホステスかママの誕生日のプレゼント用です。何かの授賞式にも胡蝶蘭が飾られます。胡蝶蘭は特別な時のお花というイメージがあります。

 

 

 その胡蝶蘭が自宅に届けられたものですから、びっくりしました。あらためて見ると胡蝶蘭という花は見た目がゴージャスなばかりではなく、何か強い生命力のようなものが感じられます。リビングで大きな鉢に胡蝶蘭が咲き誇っている光景は、なかなか見ごたえがありました。

 

 

 ところが、いつも胡蝶蘭がそこにあると次第に関心が薄れてきて、そのうちに誰も気にしなくなりました。半ば忘れかけられたのに、その花はいつまでも枯れずに立派に咲き誇っていました。驚いたことに、3か月間は枯れずにいたのです。数か月間もゴージャスなインテリア然としてリビングの一角を占めていたのですから、一鉢で数万円は下らない値段も伊達ではなかったと妙に感心してしまいました。

 

 

 花の命は短しといいますが、胡蝶蘭に関してはそんなことはありません。美しいままで長生きするのですから、不老長寿の秘密がこの花には隠されているのかもしれません。それの検証はさておき、花にこれほどの生命力があるとは思いもよりませんでした。

 

 

 見た目のゴージャスさでは胡蝶蘭が一番ですが、香りの素晴らしさではユリに分があります。どちらも王者の風格を持ち合わせていますね。

 

 

 うつの気分になりそうな時に、部屋にお花を飾ると気持ちが和らいで落ち着きます。花の癒し効果は抜群です。香りの強いユリのような花は寝室ではなく、リビングや玄関などに飾ると家中に香りの分子が飛び回り、花屋さんのような感じになります。ただ人の嗅覚はずっと同じ匂いを嗅いでいると、だんだんと感覚が麻痺してくる傾向があるので、時々、お花の花瓶の位置を替えるとまた新鮮な気持ちで香りを楽しむことが出来ます。

 

 

 うつの症状の時には何を見ても何をやっても心が動かなくなってしまいますが、不思議なことに、お花を眺めたりその香りを嗅ぐことで、心の”凝り”はたちまちほぐされます。お花には百薬の長があるのです。

 

 

 お花のある生活は本当に素敵ですね。出来るものならば、いつも花瓶に季節のお花を切らさないようにしたいものです。そうすれば、うつも寄せ付けないことでしょう。お花屋さんがすぐ近所にあれば、いつでもお花を買い求められますが、定休日や営業時間外には買うことはできません。共働きのご家庭では、その日の食材を買うだけで手が塞がってしまい、お花を手に取る余裕がありません。

 

 

 毎日、お花に囲まれた生活を送りたいと思っても、実際には結構、難しいものです。お花屋さんに寄って、自分で花を選び、うちに帰ってからはそれらの花を花瓶に生けなければなりません。そんな時間的な余裕はなかなかありませんよね。それでも、花のある生活をどうしても実現したいとしたら、どうしたらよいでしょうか。

 

 

 そんな時、もし郵便ポストにお花を届けてくれるサービスがあったらいいと思いませんか。実は、日本初のポストにお花が届く定期便があるのです。これならば、共働きで忙しい世帯でも、留守中にもちゃんとお花を受け取ることが出来るので安心です。しかもお花屋さんであらかじめ旬のお花をアレンジしてくれるので、あとは花瓶に生けるだけです。毎週、届けられるお花は毎回違う取り合わせなので、いつもフレッシュな気持ちでお花を楽しむことが出来ます。手軽にお花のある生活を始めるには、とても便利なサービスですね。

お花の定期便【Bloomee LIFE】

 

 お花が届いたその日からすぐに目に見えて効果が表れるはずです。あなたも一日も早く、「花の癒し」を実感してください。