明日を元気に生きるための「心の処方箋」

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うつの大敵!「ハロウィン騒動」に巻き込まれない方法

 今年もまたあの騒ぎの日がやってきます。十月三十一日。言うまでもなく、ハロウィンの日です。渋谷のスクランブル交差点で若者たちが大集結して、騒動を起こす様子が毎年、報じられます。今やハロウィンはバレンタインデイやクリスマスイブよりも人気のある行事となりつつあるようですが、あのバカ騒ぎぶりが、うつの方にとっては危険なのです。気持ちが不安定な時に、ハロウィンの騒々しい雰囲気は毒にもなるからです。ハロウィン騒動に巻き込まれない方法について、お話しようと思います。

 

 

パリピにご用心を

 

 

 もともとケルト民族の収穫祭だったハロウィンが、何故か日本では若者たちが大騒ぎする日と化してしまいました。これほど大イベント化したのは、ごく最近のことのようですが、ともかくあの浮かれ気分には注意する必要があります。気持ちが不安定な時に、周囲がお祭り騒ぎをするのを見ると、うつの方はますます気分が沈みこんでしまう恐れがあるからです。

 

 

 騒然とした街の雰囲気に無防備に晒されると、心が重く塞がれていきます。そうならないためには、どうすれば良いのか。最も効果的な方法はなるべく浮かれ気分の人々には近づかないことです。

 

 

 パーティ・ピープル、パーリーピーポーとも呼ばれる人々がいます。本来の意味は、パーティ好きの人々のことですが、略してパリピと呼ばれるこの手の人たちがあの騒動を引き起こしているのです。パリピはここ4、5年前から台頭するようになりました。流行語になったほどです。パーティのような大勢が集まるイベントが大好きな人々がそこここに集うようになり、彼らパリピ世代が新しい消費者層となるという見方をする専門家もいます。

 

 

 SNSの普及が生んだ申し子ともいうべきパリピ世代は、主に若者が中心ですが、同好の士は意外にも多く、年齢層も様々です。つまりどこにも”隠れパリピ”が潜在しているわけで、そうした人たちが一気に盛り上がるのが、ハロウィンデイなのです。渋谷のスクランブル交差点だけの騒動ではありません。もっと広く深くパリピたちが潜んでいるので、注意が必要です。

 

 

 徒党を組み、騒ぐことが好きな彼らの巻き起こすパワーは今やひとつの社会現象となりました。こういう連中に関わると、心穏やかに過ごさなければいけないうつの方々は心がかき乱されてしまいます。だからこそ、彼らに巻き込まれないようにする必要があるのです。

 

 

 渋谷、原宿、新宿、六本木などの繁華街にはこの時期はなるべく近寄らないことです。そうした街では、いたるところにパリピが好みそうなジャック・オー・ランタンの飾り付けたり、イヤでも目に入ります。私などはあの騒々しさを連想するかぼちゃお化けが出てくると、無意識に目を背けたくなります。ハロウィンの雰囲気を醸し出すスポットには出向かないことです。

 

 

心静かに過ごすこと

 

 

 おススメしたいのは、自宅で心静かに過ごすことです。ただ静かにするだけではなく、芸術の秋にふさわしい、映画鑑賞もいいですね。TSUTAYAのオンラインDVD/CDの宅配レンタルを利用すれば、パソコンやスマホから好きなDVDやCDを借り放題です。レンタルDVD店にわざわざ出向かなくても、注文した翌日には自宅のポストに届くので、手軽に見たいDVDを鑑賞できます。見逃したあの映画や名画の数々をパリピの魔の手が届かない自宅で楽しめるので便利ですね。動画見たい放題プランもあるので、いつでもどこでも映画やドラマを鑑賞できます。パリピが渋谷あたりで大騒ぎしている間に、名作映画をじっくり鑑賞するのは如何でしょうか。

 

 

 教養の秋を堪能したい方には、読書が一番です。日ごろ何気なくテレビを見ている時間はもったいない。その時間があるならば、是非とも読書に充てるのです。本好きの方はもちろんのこと、日ごろあまり読書に時間をとれない方には、この期間だけでも読書三昧を楽しんでください。以前に「村上春樹はうつの味方なのです」というブログを書きましたが、どこにうつ的な人物が出てくるのかを確かめてみるのも面白いと思います。ひとつだけヒントを。『ノルウェイの森』に出てきます。他にも大勢出てきますから、ご自分で確かめてください。

 

 

現実逃避の勧め

 

 

 ハロウィンデイはもうすぐです。あのバカ騒ぎに飲み込まれないためには、自己防衛するしかありません。自宅で静かに過ごすこと。その過ごし方はお好みによって違うことでしょうが、映画を観て現実逃避をするもよし、読書三昧で教養を深めるもよし。あなた次第です。